2008年12月11日木曜日

【告知】第3回 西成ジュニア・サイエンス・カフェ『なにわの野菜が地球を救う』

 大阪大学サイエンスショップ受託案件として、高校の農場を使った環境教育プログラムの作成に取り組んでいます。
 まずは、高校生といっしょに環境問題や農業・食糧自給率などについて考える「ジュニア・サイエンス・カフェ」を実施します。



第3回 西成ジュニア・サイエンス・カフェ『なにわの野菜が地球を救う』

 西成ジュニア・サイエンス・カフェは理科や科学に関心のある中学生や高校生が一緒実験や作業をいっしょにしながら、交流する試みです。
 今回は大阪大学と連携した取組みを行います。テーマは『なにわの野菜が地球を救う』!
 ゲストに松平尚也さん(プロフィールは裏面)を迎えて、私たちの身近にある「なにわの野菜たち」が世界的な社会問題である「地球温暖化」と、どんな関係があるのか?を考えてみます。

▼松平さんからのメッセージです。
 「フードマイレージ」っていう言葉聞いたことあります? 「食べモンの(=food) 輸送距離(=mileage) 」という意味。食べ物の生産地と消費地が近ければ、フードマイレージは小さくなって、遠くから食料を運んでくると大きくなる。遠くから運んでくるとエネルギーを使ったり、二酸化炭素(CO2)を排出するので温暖化が進む中で近くで作られた食べモンを食べましょうという意味やねん。
 大阪の食料自給率はなんと2%。食べモンの多くは他府県か海外から来てる。
 でも実は大阪にもジモトの野菜があって、これがおいしくて体にいいだけでなく、温暖化も止める役割がある。その野菜は「なにわの伝統野菜」。天王寺蕪、田辺大根、河内一寸そら豆といろいろある野菜から世界の食料の話まで一緒に考えまひょ。

日 時: 08年12月13日(土)10時〜12時 ※雨天でも実施します。
場 所: 大阪府立西成高等学校農場及び化学実験室
内 容: 【交流】 テーマ 『なにわの野菜が地球を救う』
        1 ゲストと参加者がテーマについて話しあう
        2 西成高校農場で「なにわの野菜」の種をまく (予定)

持参物:筆記用具

申 込: 梅南中学の生徒は龍神先生まで申し込んでください。
      西成高校の生徒は坪庭先生まで申し込んでください。
      地域の方は西成高校の教頭(三上)まで申し込んでください。

連絡先:大阪府立西成高等学校 西成ジュニア・サイエンス・カフェ事務局
 電話(06)6562−5751    FAX(06)6561−3028
      メールアドレス k−mikami[at]nishinari.osaka−c.ed.jp (※[at]を@に変えてください)
 *メールで申し込まれる場合は、お名前・連絡先をお知らせください。

※(独立行政法人)科学技術振興機構サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト事業
※(国立大学法人)大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 共催事業


松平尚也(まつだいらなおや)さん
 AMネット代表理事。アジア農民交流センター世話人。
 京都自由学校で縁農講座を企画。京都京北で農業に携わりながら現場の視点を生かして食や農そして水の循環について考え、調査し発信している。1998年から4年間は京都市中央卸売市場鮮魚で働く。グローバル化と水産・漁業の現場を実践的に調査。 2003年世界水フォーラムが京都で開催された折には市民ネットワークに関わり、桂川上下流交流事業に携わった。その時に出会いがきっかけになり桂川の袂に移住。現在六反の田畑を伝統野菜を作付し未来の食や農業について考える毎日を過ごす


※(独立行政法人)科学技術振興機構
サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト事業
※(国立大学法人)大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 共催事業


▼これまでの西成ジュニア・サイエンス・カフェ
【第1回】10月11日(土)
 《実験》 西成高校農場と梅南中学農場の土を比較してみよう
1 土のなかの微生物を観察する
2 土のなかの養分を測定する
3 みんなで「焼きイモ」を食べる

【第2回】11月22日(土)
《実験》 土の持っている力を実感してみよう
1 西成高校農場の土壌を比較実験が可能なように改良し、それぞれに作物を植
え付ける。
2 西成高校農場の土のなかの微生物を観察する
3 みんなで「焼きイモ」を食べる



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